腹膜透析療法とは

touseki_illust_05お腹の中に透析液を入れ、1日3~4回透析液を入れ替えることに
よって血液中の毒素や水分を除去します。

住宅での治療を基本として、通院は月に1~2回程度です。

腹膜透析のしくみ

touseki_illust_06お腹の中に透析液を一定時間貯留すると、腹膜を介して血液中の余分な水分や老廃物が透析液側に入ってきます。

その液を体外に出すことによって血液を浄化します。

生活スタイルにあった治療が可能

腹膜透析は住宅治療が基本となりますので、通院は 月1~2回程です。透析液の交換時(1回につき30分程度) 以外は時間の拘束がなく、通学、就労、家事など生活スタイルに合わせて治療が行えます。

また、睡眠中に自動的に透析液の交換を行って、 日中の交換を最小限にする治療法(APD)もあります。
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食事制限がゆるやか

touseki_illust_09腹膜透析では1日24時間連続して老廃物や水分を取り出していますから、血液透析に比べ、食事制限が緩やかです。果物や野菜、肉類も食べられます。

ただし、食事制限が全くないというわけではなくバランスのとれた食事を摂っていただく必要はあります。

透析前後で急激な体調の変化がない

touseki_illust_10血液透析では、1~2日おきに身体にたまった老廃物や水分を取り出しますので、透析治療の後、急激に体調が変化します。

一方、腹膜透析では24時間連続して透析を行いますので、体調が安定します。

腹膜透析(CAPD)患者さんの1日(例)

touseki_illust_031日に数回、ご自身で透析液バッグを交換します。
交換は生活サイクルにあわせて行えますので、
社会復帰が容易です。

夜間自動腹膜還流装置を利用する場合(APD)

touseki_illust_04睡眠中に機械によって透析液の交換を行います。
夜間に集中して透析を行うので、日中のバッグ交換が最小限になります。



touseki_illust_11血液透析では通常週2~3回、病院通院が必要となりますが、腹膜透析では、透析液の交換が容易でご自宅にて治療が可能です。 腹膜透析は診察と処方箋を受け取るため、月1~2回の外来通院で済みます。

腹膜透析について、ご理解いただけましたでしょうか?
さらに詳しい治療に関するご質問はメールで受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。

(冒頭でお知らせしましたが、質問は栃木県内に在住の方に限らせていただきます。)